「未来の地球を守る力!デコ活フェスタin小樽」

 

 

 9月28日(日)ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで、地球と小樽の未来を変える「みんなのデコ活フェスタin小樽」が開催され、8つの企業・団体が趣向を凝らした企画で協力。

 2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現に向けた新しい国民運動の愛称で、二酸化酸素(CO2)を減らす脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ(Eco)を含む“デコ”と活動・生活を組み合わせ、新しい言葉「デコ活」を2023(令和5)年に決定。小樽市も2024(令和6)年7月にデコ活宣言をしている。

 

 会場には、北海道済生会によるフードバンクブース、地球温暖化を考えるブース、木工ボランティアきつつき協力の道産木材を使ったペンスタンド製作体験、天然ガスの特性や環境問題について実験で学ぶ北ガスサイエンスショー、元ファイターズ・鶴岡慎也さんのトークショーなど、子どもから大人まで楽しめる企画に市民らが集まり、ちょっとした工夫が未来の地球を守る力になる様々な学びを得ていた。

 

 イオン入口には、ほくでんネットワーク株式会社小樽支店によるブースを設置。EVカーを展示し、停電時で一般家庭3日間分の電力を賄うことができるなどの特徴を紹介したり、子どもたちにゴミの分別ゲームに参加してもらうなど、リサイクルできる資源を分別し今できることから考えた。

 

 2025(令和7)年4月からスタートした北海道環境財団地球温暖化防ぎ隊は、道内の学童保育などを訪問し、温暖化や水の循環など、身近なことで繋がることをゲームを通じて考えるきっかけを作り、参加者たちは楽しみながら学んだ。

 株式会社NTT-MEは、ソーラーミニカーを60台を用意し工作体験会を開いた。親子で参加し環境への意識を高めてもらうのが狙いだ。

 

 もっときれいな街にしようと、市民や観光客などへ環境美化意識の普及啓発に繋げることを目的に、小中学生を対象としたポイ捨て防止ポスターコンクール授賞式も開かれ、迫市長から受賞者に賞状と記念品が手渡された。

 

 迫市長は、「児童・生徒の皆さんには環境問題に関心を持ってもらい、一生懸命に考えて描いてもらい嬉しい」と挨拶した。

 

 4~6年生の部で最優秀賞に選ばれた早川結月さん(4年)は、「まちの中にポイ捨てを無くしたら、地球が綺麗になると思い、“ポイ捨てなくせばみんなえがお”の文字と地球の絵を描いた。受賞は嬉しかった」と話し、1~3年生の部で受賞した弟の和月さん(1年)は、「絵具や色鉛筆を使い、みんなポイ捨てやめてほしいから、ゴミ箱にゴミを捨てる絵には〇、捨てない絵には×を描いた。来年も参加したい」と話していた。

 優秀賞を受賞した3年のつむぎさんは、「温暖化についてあまり考えていなかった。サイコロのゲームで地下水の行先について学んだ。ポスターコンクールでは、4つのゴミ箱を描いて分別してと思いを込めた。緊張したけど受賞できてうれしかった」と話していた。

 

 ◎「おたるデコ活チャレンジ2025」を開催します! (外部)