小樽水産高校創立120周年記念式典

 10月4日(土)13:30から、小樽水産高校(若竹町9・亀山喜明学校長)創立120周年記念式典が開催され、在校生367名を含む来賓・OBら約500名が出席し、これまでの歴史を振り返り祝った。
 
 
 1905(明治38)年4月に北海道庁水産学校として創立。1907(明治40)年1月に北海道庁立小樽水産学校と改称され、現在の若竹町に新校舎を移転。現在の名称の北海道小樽水産高等学校となったのは1950(昭和25)年4月で、同年9月に創立45周年式典を行っている。1988(昭和63)年から女子の入学を許可された。
 
 
 24代目となる亀山校長は、「想定外の出来事への対応・新たなサービスへの対応・従来の常識が通用しないなど、予測困難な時代。このような時代に求められているのは、これまでの価値観や知識では対応できないことを前提に、未来を想像できる人材、つまり多様性を受入れ、情報収集して分析でき、学び続け努力することができる人材と考える。これからも本校はそんな人材を育成するとともに、未来を担う若者たちが、次世代を繋ぐ知識と技術を学ぶ場であることを願う」と挨拶した。
 
 
 ステージ上のスクリーンから「よみがえるいにしえの校舎」と題し、120年の歴史を写真で振り返り、過去50年の生活の移り変わりや、無くなった行事、マラソン・陸上大会などの写真から当時の様子が読み取れた。
 
 
 教育功労者・協賛会功労者・物故者特別顕彰の39名を功労者表彰し、代表者5名が、亀山校長から表彰状を受け取った。
 
  在校生を代表して荒川千帆生徒会長が挨拶を行い、伝統を象徴するもののひとつとして校章について、「渦巻く波が中央の北極星を囲み、厳しく、逞しく、清く生きよという指針を表している。私たちは、この言葉を胸に学習・実習・部活動に励み、仲間と共に、校歌にある”一節高き若竹の”のように日々目まぐるしく成長し、逞しくまっすぐ未来へ向かって成長したい」と述べた。