家族連れで賑わう新総合博物館!1週間で約6,000人!


museum.jpg 旧交通記念館をリニューアルして7月14日(土)にオープンした小樽市総合博物館(手宮1)は、夏休み中の子供連れの家族客で賑わいを見せている。
 市総合博物館は、2006(平成18)年に閉館した交通記念館に、博物館と科学技術館の3施設を統合してリニューアルオープンした。
 館内1階のエントランスホールには、駅の改札口と待合室を設置したり、館外施設には、手宮駅と中央駅(約400m)を設け、蒸気機関車(アイアンホース)を1日4往復させたりと、鉄道の発祥の地としての工夫を凝らしている。
 museum1.jpg統合前の旧博物館(色内2)は、平成5・6年のピーク時に、年間13万人の入館者を数えていた。全道の市立博物館では、「入館者数はダントツの上位にあった」というが、ここ最近の入館者数は減少傾向にあった。
 しかし、新オープンということで話題を呼んだことから、年間パスポートの購入者も1,600人に増えた。市内小中学校が夏休みに入ってからは、1週間で約6,000人(1日平均約800人)を数えている。大半は家族連れで、蒸気機関車の利用者も急増している。
 「昔の博物館のように年間10万人を超える勢いで入館者が訪れている。しかし、オープンの余韻があることで増えていると思うので、良いイメージを持ち続けてもらい、来年度以降の入館者増につなげる施策が必要」(土屋周三館長)としている。
 同館では、夏休み期間に、「昆虫標本をつくろう」や「チェンバロ・ミュージアムコンサート」などの催しを企画し、さらなる入館者増の取り組みに力を入れる。