向陽中生が小樽PR作戦 オリジナルグッズ制作

 小樽市立向陽中学校(天神1・太田博之校長)の3年生・64人は、総合学習の一環として、今年6月に修学旅行で訪れる岩手県・盛岡市で小樽をPRするため、オリジナルグッズの制作を始めた。
同校3年生の総合学習「修学旅行での小樽PR活動」は、5年連続で行っている。2007(平成19)年度からは、小樽職人義塾大学校と連携し、職人とともに物を作って盛岡市内で配布するとともに、潮音頭やよさこいなどを披露してきた。
今年は、「ただ物をつくるだけでなく、生徒のアイディアも取り入れよう」と、職人と協力してオリジナルのグッズを制作。小樽商工会議所の協力も得て、市内企業の協賛品を集めて、小樽福袋をつくることにした。
4月20日(月)13:30から、同校体育館に生徒と職人が集まって、小樽PR作戦がスタートした。この日は、職人技術の体験。生徒たちは、6~7名で1つのグループをつくって計10グループに分かれ、キーホルダーやろうそく、木工細工、ビーズアクセサリーなどに挑戦した。
ビーズアクセサリーでは、細いワイヤーに小さなビーズを通していく根気のいる作業に悪戦苦闘。木工細工では、あらかじめ用意された部品をボンドで貼り付けてリスの鉛筆置きを無難に完成させていた。
生徒たちは、今後、オリジナルグッズのコンセプトを立て、企画書や予算を作り、配布方法を考えることにしている。
6月1日から4日までの修学旅行の間、2日に盛岡市の肴町商店街、3日に老人ホーム・保育所を訪れ、オリジナルグッズと市内企業の協賛品、観光パンフレットを入れた小樽福袋を配布し、小樽PR活動を行うことにしている。