商大サークル「小樽笑店」 エコキャンドル販売


otarusyoten.jpg 「小樽で頑張っている学生がいるということを知ってもらいたい」。小樽商科大学の学生サークル「小樽笑店」(松田愛美代表・ほか15人)は、毎週金曜日に都通り商店街で開かれる「星の市」に出店し、ライブ演奏などを行いながら、自ら制作した地域還元エコキャンドル(1個・50円)を販売している。
 このサークルは、道内外の学生たちが集まって、2008(平成20)年に発足。経営者の視点を学びながら、ボランティア精神で、学生らしいイベントを企画して地域の活性化を目指している。サンモール一番街商店街で地域還元イベント「サンタモール一番街」を開催したり、都通り商店街のイベントを手伝うなど、小樽で積極的な活動を展開している。
 
 今回は、都通り商店街の居酒屋「みやこ鳥」の廃油でエコキャンドルを作り、同商店街のイベント「星の市」(金曜日19:00~21:00)で販売している。
 この地域還元エコキャンドルは、特殊なフィルターで、1日かけてろ過し、クレヨンで着色。クッキーの型やこんにゃく畑のプラスチック容器、使い捨て用のプラスチックコップなどを使って固める。1個・50円。
 今年の8月からイベントで販売を始めたが、現在はまだ収益は上がっていない。「かなりの量のクレヨンが必要なので、もしも家で眠っているクレヨンがあるなら提供して頂きたい」(浜野哲也副代表)と話す。
 学生たちは、「キャンドルを売って得た収益は、小樽の”食べ歩きマップ”の製作費に充てだい」としている。計画中の食べ歩きマップは、学生向けに製作する予定。まずは商大に向かう地獄坂周辺の店を10軒掲載する予定。
 「星の市」は、9月25日(金)で今年の開催が終了となる。このため、同サークルは、今後、商大の国際交流事業などのイベントでキャンドル販売を行っていく。
 経済不況真っ只中の元気のない小樽で、「小樽を活性化させたい」と、地元の大学生たちが力を合わせて活動している。
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