雪あかり”ワックスボウル” ボランティアが9日間で300個 



 2010(平成22)年2月5日(金)から14日(日)まで開かれる「第12回 小樽雪あかりの路」で、メインの手宮線会場をやわらかに照らす”ワックスボウル”の製作が、市民ボランティアの手で、9日間かけて行われていたが、無事に300個が完成した。
 ”ワックスボウル”製作は、12月2日(水)から12月22日(火)まで、ロウソク製造の芳川商会(緑2・芳川雅勝取締役社長)の工場で行われた。小樽おもてなしボランティアの会と小樽ガイドクラブの2団体の会員たちが、9日間で計300個作った。
 ひとつずつ根気のいる手作業で、水で膨らませた風船を、70~75℃で溶かしたロウの中に入れては上げ、入れては上げてを約150回程度繰り返し、7~8mmのロウの厚みを出す。ひとつ作り上げるのに15分ほどかかり、気の抜けない作業の連続だ。
waxball.jpg 出来上がった”ワックスボウル”は、直径15cmの半球状で、中にロウソクを入れて火をともし、雪の積もった会場に、独特のやわらかな灯りを広げる。白い雪とのコントラストで、来場者に、ロウソクが持つぬくもりを伝える。
 22日(火)は、小樽おもてなしボランティアの会(竹内勝治会長)の15人が、来年2月から始まるイベントなどの話題に興じながら、作業を続けた。
 「風船を入れたり上げたりする作業も大変だが、ロウがついた風船を上げた時に、熱が冷めるように、うちわで扇ぐ作業も大変だ。腰が痛い」(竹内会長)。
 多くの市民ボランティアたちに支えられる雪国の野外の手作りイベント「第12回 小樽雪あかりの路」は、2010(平成22)年2月5日(金)から14日(日)までの10日間。
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