小樽から芸術の波を!作品展「Wave 2010」


 小樽在住・ゆかりの作家15人が集まり、8月17日(火)から22日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)の市民ギャラリーで作品展「Wave 2010」を開いている。
 同展は、1988(昭和63)年から、小樽や札幌で活動するアーティストが、競作の場を希い、自由な個展の集合体として開催してきたことが始まり。 2006(平成18)年からは、「感動的なより新しいウェーブがこの小樽から限りなく外へと発信することが出来れば」と、グループ名を「WAVE(ウエーブ)」と定めた。
wave.jpg 5年目を迎えた今年は、小樽市展委員や北海道水彩画会会員、北海道美術協会(道展)会員など、30代から60代までの15人の作家が参加。油彩、水彩、エッチング・モノタイプ、工芸、彫刻など、個性的な作品を56点展示している。
 薄ピンク色のサクラが海を泳いでいるように表現した油彩画「サクラとウミ」。ギリシャ神話の月桂樹に姿を変えられたダフネの子を映し出した木版ミクストメディア。市民ギャラリーは、作家の個性的な色や形が、波を打つように空間を伝わり、独特な空間に包まれている。
 作家15人は、「Wave」5周年を記念し、作家を紹介するパンフレット(A4版8ページ)を製作。作家の顔写真と作品をオールカラーで掲載している。会場で無料配布している。
 「Wave 2010」は、8月17日(火)から22日(日)10:00~18:00(最終日17:00)まで。入場無料。