手宮の夏祭り! 小樽稲荷神社例大祭始まる


inarijinja1.jpg 手宮公園に隣接する小樽稲荷神社(末広38・木村文彦宮司)の例大祭が、6月9日(土)から11日(月)までの3日間の日程で始まった。
 明治42年の大火災で現在地に移転改築し、明治43年に7月に竣工した。大正元年10月に社名を「小樽稲荷神社」と称し、海と陸地の安全と大漁、商売の繁盛と手宮の更なる発展を祈り続けている。同神社は、自然林に囲まれ、栗などの木々は、小樽市の指定保全樹木の第1号に指定されている。
 9日(土)、本殿で18:00から宵宮祭が行われ、同神社役員40名が参加し、玉串拝礼した。その後、日本詩吟学院岳風会小樽支部岳船会7名による奉納吟が披露された。inarijinja2.jpg
 手宮イベント広場の十間坂仮設舞台前では、18:30から、おたる潮太鼓保存会が太鼓演奏。19:00に、カラオケ第1次予選が開かれた。十間坂通りの両脇には、たこ焼き屋や綿あめなどの露店がずらりと並び、大勢の人で賑わっていた。
 本祭の10日(日)は、先人の神様に対する心情と海に対する畏怖の心を大切にするために、神輿を海上に移して漁業関係者とともに「神輿の船渡御、海上安全大漁祈願祭」を行う。14:00に北浜岸壁を出発し、小樽港湾内を巡り北浜岸壁に帰港する予定。
 10日(日)・11日(月)の両日、祭りのハイライトである神輿渡御が行われ、担ぎ手たちによる威勢の良い掛け声が手宮地区に響き渡る。