手宮地区の夏祭り!小樽手宮稲荷神社例大祭

 手宮公園に隣接する手宮鎮守・小樽稲荷神社(末広町・木村文彦宮司)例大祭が、6月9日(日)~11日(火)の3日間の日程で始まった。
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 明治42年の大火災で現在地に移転改築し、明治43年に7月に竣工した。大正元年10月に社名を「小樽稲荷神社」と称し、海と陸地の安全と大漁、商売の繁盛と手宮の更なる発展を祈り続けている。同神社は、自然林に囲まれ、栗などの木々は、小樽市の指定保全樹木の第1号に指定されている。
 9日(日)は、本殿で宵宮祭が行われ、十間通りの両脇には出店が軒を連ね、大勢の人で賑わった。
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 10日(月)の本祭では、昨年に続き2回目となる先人の神様に対する心情と海に対する畏怖の心を大切にするために、神輿を海上に移して漁業関係者とともに「神輿の船渡御、海上安全大漁祈願祭」を行われた。
 北浜岸壁では、出航の14:00に合わせ、見物客や乗船を希望する人が集まり、小樽潮太鼓保存会による力強い太鼓演奏が響き渡った。祝津の漁師の協力により大漁旗を掲げた7隻の船が岸壁に待機。木村宮司を始め、同神社役員関係者ら70名が乗船し、北浜岸壁を出発。小樽港湾内を巡り1時間半で北浜岸壁に帰港した。
inarijinja2.jpg 18:30から、十間通りステージで餅まき。19:30から錦豊会館を百人みこしが出発。市内や札幌圏内の10団体100人以上の担ぎ手が集まり、威勢の良い掛け声が手宮地区に響き渡った。
 百人みこしとは、神輿が重いことに意味があり、百人で担がなければないない程重い神輿を意味するという。小樽・千成では、昭和8年6月に創業し80周年を記念して、神輿の合図でくす玉が割られ、樽酒と飲み物が振舞われた。大勢の人が詰めかけ、身動きできないほどの人で会場はごった返していた。
 11日(火)は、小樽手宮保育所子ども神輿や、小樽太鼓衆鼓響奉納演技、カラオケ決勝大会を予定している。