職員の警防技術の向上 消防長特別点検

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 小樽市消防本部(花園2)は、消防職員の警防技術訓練消防長特別点検を、10月24日(火)・31日(火)の13:30から、消防訓練場(天神2)で実施。
 消防長に、消防職員の警防技術(火災防御・救助・救急及び毒劇物火災対応)において、日頃の訓練成果を披露し、さらに技術の向上を図ることを目的としている。
1024firetraining1.jpg 台風の影響で空模様が心配されたが、晴天となった初日24日13:30から、3つの想定で訓練が実施された。
 救助工作隊他5隊27名が訓練に参加。出動車両は、救急車・救助工作車・キャフスポンプ車など6台。土田和豊消防長・宮越繁喜署長・消防団長らが訓練の様子を見守った。
 最初の訓練は、穀物運搬船の貨物倉庫内に船員1名が梯子(穀物表面から約4mの地点)から転落し意識不明、倉庫内は酸素濃度が低下し、酸欠状態の想定で、警備1課救助第1係救助工作隊、手宮出張所救急隊が参加して行われた。
 隊員らは、酸欠状態のため必要な処置を行った後、4m下の要救助者のところまで、ロープ伝いに降下し、要救助者を引上げ、救急隊員が3階から運び、救急車両に収容した。
 次の訓練は、3階建ての住宅の2階から出火し、上階に延焼する可能性があり、3階に逃げ遅れた居住者1名がいるとの想定で、オタモイ支署水槽隊、警備1課警備第1係ポンプ隊が参加した。
1024firetraining2.jpg オタモイ支署では、今年4月に採用した女性隊員2名が消防学校の6ヶ月間の訓練を終え、10月から同署に配備されている。
 そのうちの1名が訓練に参加。先着隊となってホースを担ぎ、出火建物前に移動して注水。建物内にも進入するなど、他の隊員と同様の参加をした。3階の要救助者を応急はしご救助により地上に救出。
 最後の訓練は、高齢者が運転する車が3階建ての建物に衝突し炎上、運転手1名が乗用車内に閉じ込められ、さらに建物に延焼しつつあるとの想定。朝里出張所キャフスポンプ隊、銭函支署水槽隊が参加した。
 今年3月に、消火能力に優れた泡を放水する圧縮空気泡消火装置(CAFS:Compressed Air Foam Systemsの略)を搭載したキャフスポンプ車2台を、銭函支署(見晴町2)と今回出動した朝里出張所(新光1)に配備している。
1024firetraining3.jpg 炎上した車に泡消火活動を実施し、車内の要救助者を救出。延焼した建物にも注水した。安全を確認後、建物内にも進入し延焼防止にあたった。
 訓練途中に、交通事故の救助要請のため職務を優先。残った署員により訓練を続行。15:00前にすべての訓練を終了した。
 宮越消防署長は、「バラエティに富んだ訓練を消防長に見てもらい、現場でこれらのことができると披露するのが消防長点検の意義。充分展示することができた。今回問題点があればクリアして、本番の災害に備えたい。4月に移動があり、現在のメンバーで訓練を続け、連携が上手にできるようになってきている。これからもっとこの連携を上手く使いこなして実災害時に繋げたい」と述べた。
 10月31日(火)13:30~14:40、化学工場内で毒劇物の流出事故が発生し、従業員数名が毒物汚染した想定で、5隊が連携して毒劇物火災対応訓練を実施する予定。もう1人の女性隊員も参加する。
 小樽市消防本部HP
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