日銀旧小樽支店 老朽や雨漏りで改修工事


nitiginkaisyu.jpg 日本銀行札幌支店は、10月7日(木)、日本銀行旧小樽支店金融資料館(色内1)の改修工事を行うことを発表した。
 旧小樽支店は、赤レンガの東京駅の設計者・辰野金吾らが設計し、1912(明治45)年7月に完成した。レンガ造りの壁にモルタルを塗った石造り風の外観。銅葺きの屋根とともに銀行建築らしい重厚な印象を与えている。
 2002(平成14)年9月に営業を停止するまで、地方経済の発展に重要な役割を果たした。同年には市指定有形文化財に指定された。2003(平成15)年5月からは、金融資料館として無料公開されている。
 老朽化に伴う正面玄関の外壁破損、今夏の豪雨によって2階の望楼や地下室、屋根などで水漏れが発生したことから、観覧者の安全を確保に配慮するため、大掛かりな改修工事を行うを決めた。
 工事は、2012(平成24)4月から8ヶ月程度。費用は、今後決定する。工事期間中の公開は、「工事によって閉館する必要があるのか、一部開放出来る可能性があるのか分からない」としている。
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