伊藤 浩三マスター
洋菓子を作り続けて27年。「手で作り上げた時に、幸せを感じる」と話す、洋菓子舗「ルタオ」(堺町7)のグランドシェフ。
北照高校を卒業して就職したが、「おもしろくなくて、すぐ辞めちゃったんだ。しかし、母親に“働け”と言われ、たまたま母親の大好きな菓子を作る仕事を見つけたので、気軽にやってみたのがきっかけ」という。
小・中・高と“ヤンチャ”で、「母親がよく学校に呼ばれたんだよ。迷惑かけたんだ。だから、迷惑はもうかけられないと思って、働く場所を探したんだ」
18歳から38歳まで、小樽で20年も修行を続けてきた。「上の人によく叱られたよ。でも、今では、本当に感謝している」と話すマスターは、現在、若い職人を叱る立場。「若いものが成長していくのを見てるのはうれしいね」と、ニッコリと微笑む。怒ることはないという。菓子作りに興味がある人、好きな人をしっかり成長させたいと話す。
25歳の時に結婚して、小樽から離れられなくなったが、そのおかげでルタオに巡り合った。「小樽にいたからだろうね。ルタオがオープンするということで話があって、本当に感謝している」
気軽に始めた菓子作りの仕事だが、「作って幸せを感じるのは誕生日ケーキかな。家族がひとつになって、誕生日を祝うメインとなるケーキを作れることがうれしい。今では誇りにしている」という。
ルタオがオープンしてから7年が経つ。はじめは地元の人が足を運んでくれなかった。試行錯誤の末、宅配サービスをはじめ、徐々に客が増えてきた。今年、テレビで“ドゥーブルフロマージュ”というチーズケーキが紹介され、市内、市外、道外から注文が殺到。「いやぁ~本当に売れたよ。やっと味も『ここ』って決められるようになってきた」
「でも、このケーキが売れたからって、うぬぼれないで、謙虚な心で、ひとつひとつ、お客様のことを思って作っていきたい」と、ケーキを作り続ける、小樽の観光名所堺町通りの洋菓子舗「ルタオ」のグランドシェフ。



春巻の皮は、全国でもここだけという技が集約されている。トウモロコシ粉と塩と強力粉だけで練り上げた粉を手に取って、1日400枚も直接焼く。この春巻の皮を使った“春玉ラーメン”(800円)も人気の一品。週替わりの定食も750円でお腹一杯になる。
小樽には味にうるさい人が多く、商売は難しいし、厳しい。それでもおいしく、安く、ボリュームのある食べ物を提供するのが一番。女性客が7、8割を占める週末は、予約で一杯になるという。メニューも豊富で90種類はあるという。仕込みが大変で昼から始めている。やっていることは、小さい頃からの積み重ねという。
